ビリヤニ01 松戸

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松戸:インド&ネパールキッチン ナワデュルガ

https://s.tabelog.com/chiba/A1203/A120302/12044812/

 

初めてのビリヤニ

たまたまメニューに大きく書かれていたのを見て注文してみた。

 

これがビリヤニ界のどのくらいにランキングするかのかは皆目検討つかないが、とにかく旨かった。パエリア的な料理なのかな、食材の中でトマトとゆで卵がアクセント。色が黒っぽいが辛さは強くなく、ただただ旨味をお米が吸い込みあげている。

バクバクいけた。

SEAT AND MUSIC spin-off 木下裕晴×徳山秀典アコースティックライブ

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黒沢健一ファンによるレポートです。

 

これまで、徳山さんの曲はちゃんと聞いたことがありませんでした。

今回、チケットが取れてからの約一ヶ月間 、

ほぼ全ての黒沢さんが作った曲を聞き続けて参加しました。

(アルバム One 17th」「Real Time」「score BeAt )

 

作曲一覧は公式サイトで確認

http://works.k-kurosawa.com/?eid=581069

 

 

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先ず、食わず嫌い だったと気づきました。

もし私のようにまだちゃんと聞いたことがないという方は、

是非聞いてみてください。

 

Sleepless Night

https://m.youtube.com/watch?v=YHOilNmTYj0

「卒業」

https://m.youtube.com/watch?v=UMMVjvM72ig

Lover’s Kitchen

https://m.youtube.com/watch?v=9A9VYT-cKFU

Close To Me

https://m.youtube.com/watch?v=oh_Ofq0HraQ

 

黒沢さんを感じずにはいられないです。

事実、木下さんからは 前回も今回のイベントでも

"徳山には、健一が歌ってもおかしくない歌ばかりを提供していた"

というコメントがありました。

 

 

 

今回のイベントに対して感じた想いがあり、

それを是非レポートしたいと思いました。

それは言葉にすれば、とにかく "有り難いと、その一言です。

 

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常に壇上には、徳山さん、木下さん、サポートのフジタユウスケさんの3人。

 

イベントは、トーク6割、演奏4割くらいの構成でした。

黒沢さん作曲の曲はとにかく時間が短いというコメントもイベントではありましたが、それら曲の演奏予定時間が短いという事もあって(笑)、3名とも演奏以外はイベント時間内いっぱいまで色々(頑張って!)話をしてくれた印象でした。

木下さんからは、前回と今回のイベントに対してお金を頂いているというコメントが何回かあり、トークも対価の1つであるという。そしてそのトークは、終始来ていただいたファンの方々を配慮していただいたコメントばかりだったなと思いました。

当日参加したファンが、徳山さんファン(寄り)なのか 黒沢さんファン(寄り)なのか それが明確にわからない中で、そのバックグラウンドも参加目的も様々だろうというファンの方々に対し、しかもトークということで、難しいところもあったと想像します。私もどのような雰囲気のイベントなのか、始まるまではよくわかりませんでした。

 

木下さんが冒頭、"黒沢健一ファンの皆さんには知らない曲もあるかもしれませんが、本当に良い曲ばかりで~"とコメントされたり、席がご一緒だった方達は たまたま僕以外は徳山さんファンだったり、木下さんが一曲目からいきなりギターを弾き出して(!)その曲のあとに "実はこの曲ではベースを弾いてまして··" という木下さんのコメントに、会場から「えぇー?」という声があがったり。

それらはすごく新鮮な事で、両方のファンの方たちと一緒に楽しむ空間なんだと思いながら過ごしました。

 

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出演者の方々の印象ですが、

 

木下さんは、終始トークを引っ張って盛り上げていたと感じました。一番年上だったというのもあったと思いますが、加えて前回のイベントで「またやりましょう」と言ったコメントに対する責任だったりもあり。言葉の節々から責任と優しさを感じずにはいられませんでした。

 

徳山さんは、とにかく両方のファンの方を配慮されていました。徳山さんの普段のライブや舞台の話、黒沢さんとのエピソード、それらを織り交ぜながらのトーク。前回のイベントでもそうだったのですが、場の配慮、発言の配慮、ファンへの配慮 、すごくひしひしと感じていました。

 

フジタさんは、サポートということもあってか意図的に控え目に見えましたが、会場を適宜盛り上げていて。そこにも配慮を感じました。はじめて見て・演奏を聞いたのですが、ギター演奏がとにかく魅力的で。力強さと繊細さの両方を感じました。

(力強さといえば・・、個人的には彼の骨格というか・・腕から手にかけての形·堅さが・・黒沢兄弟のそれとすごく似ていて。それに気付いてからは、それも気になってしょうがなかったです。。黒沢健一CASTの表紙にもある あの腕です。)

 

・・と、"そんなこと言うなよ" という内容もあるかとは思うのですが、「その場で何を感じたか」を思い出すとこのような印象が強かったので書かさせて頂きました。すみません!

 

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演奏についても書きます。

 

黒沢さんの曲のカバー演奏

この日演奏されたのは、 

 「リトル·ソング」(前回イベントに続きの演奏)

 「遠くまで」(徳山さんも過去カバーされた)

でした。

特に「遠くまで」は、一度歌の入りを失敗してしまい仕切り直しをしましたが、(それがあったからこそ!) 木下さんから "健一は普段はもっと早く演る" と、急遽予定を変えてスピード感のある演奏での披露になりました。木下さんは ギター担当です!

 

「遠くまで」を、大股を開けて どっしり椅子に座り 目を見開いて アコギを強く掻き鳴らす 木下さん。その光景自体が素敵過ぎました。そして最後のあのコーラスが、フジタさんのコーラスが、私の身体が求めていたものに非常に合致していてとても気持ちよく、口を大きく開ける遠山さんを重ねずにはいられませんでした。

 

黒沢さんの未公開映像 

「Happy Birthday(セルフカバー)」

https://www.youtube.com/watch?v=-v3s7i4adn4

 

休憩をはさんで、イベント後半の最初でした。

徳山さんがこの曲を演奏する前に、木下さんから"実はこのような映像があります"との紹介がありました。その映像は、どこかのライブハウスの後方から資料用として撮影した固定カメラによるもので、画質は悪く、黒沢さんの顔/表情は 見て取れませんでした。

 

いつかのライブのアンコールの様です。

黒沢さんがステージ袖から出てきて、誰もいない楽器だけおいてあるステージ中央で

 

「今日は本当にありがとう」

 

という “あ” コメント。

 

そのたった一言だけで。

 

初めて見る映像·音声であり、

その映像はカルカルのスリクーン壇上にあり、

そのカルカルの会場にはファンの方達がたくさんいて、

 

その状況から、黒沢さんのライブ会場にいる感覚、

黒沢さんがやって来てくれた感覚、それで満たされました。

 

"これは友達のためにつくった曲で人前でははじめて演奏します"

と紹介して、ギター弾き語り。

 

♪いまぁ~ すぐ~ 会いたくてぇ~

 

声の伸びがとても心地よくて。 

 

演奏が終わり、映像の最後には、

スクリーンと現実の会場のファンからの声援と拍手のなか、

 

 

 

「ありがとう、おやすみなさい」

 

 

 

  

グッときました。

 

 

このライブ映像はB-Meツアーの時のようです。

(びっくり電話さん、本当にいつもお世話になります。)

カバーされた曲といい「B」づくしということでした。

 

 

今回感じたことを、もっと言葉を選べば、

 

「黒沢さんを想っている人たちがそこにいることを、音楽をとおして肌で感じることができた」

 

五感を使って(音楽をとおして)それを感じる。

シンプルなことですが、今となっては 有り難い ものです。

こんな 場 を提供してくれて ありがとうございます  と思いました。

 

そして、木下さん、徳山さんは  「またやりましょう!」と  アンコールを歌い終わった最後におっしゃってくれました。

 

 

イベント終了後、お客さんがレジにむかって列をつくり退場している、その時の店内BGMは徳山さんの曲だったのですが、

 

(あれ・・この声は・・・)

 

ほぼ間違いなく、黒沢さんの歌う徳山さんの曲のデモトラック(兼ガイドボーカル?)だっだと思われます。覚えているだけで、「あふれる思い」「Lover’s Kitchen」「BLUE」は聞こえました。おそらく他にも流れていたと思います。

本当にそうだとしたら、なんてニクい演出なんでしょうか。キャスト スタッフの皆さん、ありがとうございます    最後まで思わずにはいられませんでした。

 

https://m.youtube.com/watch?v=ko64ssJAbmM

 

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最後に、今回のイベントで買ったグッズの紹介です。

 

カフェエプロンとサイン付きカルカルコースター 2,500円。

これと、黒沢健一CASTが販売されていました。

 

・未開封状態

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・裏面の説明書

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開封した状態

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・コースター

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その物販の机の隅にそっと置かれていたのですが、お金を受け取るスタッフの方の作業用と思われるポーチが、このグローブ座公演の時のグッズだったのが とても微笑ましかったです。

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ご覧いただき、ありがとうございました。

SEAT AND MUSIC 2018 ~NORTHTOWN CHRISTMAS~

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イベントの詳細については、Twitterや公式サイト等に十分レポートされています。
さらに加えてということで・・・
 
もし僕がイベントに参加してなかったとしたら、もうちょっと詳しく知りたいと思っただろう「未公開音源」についてここでは書いてみたいと思います。
 
それらは全てデモ音源であり、
 
「This Song」
「Grow」
「Northtown christmas」
 
の3曲が、会場のスピーカーを通して披露されました。
 
細かい記憶・記録(メモ)違いはあるかもしれませんが、なんとなくでも音源イメージを追体験して頂ければ幸いです。
 
 
 
This Song
 
 イベントの冒頭の冒頭、ゲスト登場の前に横山店長から「今日は未公開音源も披露します。では、さっそく聴いてみましょう!」という突然の発表がありました。会場がそわそわするなか、すぐにその音声が流れ出しました。もともとの音源の音量がそう大きなものではなかっただろうこともあり、いくら会場の大きなスピーカーをもってしても可能な限り耳をたてる必要がありました。
 
    アコギ1本弾き語り。録音したカセットテープの「シーッ」という音と、比較的クリアに聞こえたアコギをかき鳴らす音の・・・その奥のほうで聞こえる「聞いたことがない黒沢さんの声」を会場全員で拾っているような、そんな感覚でした。
 
 最初から最後までアコギ1本で英詞。淡々と弾き語られていきます。This Songをアコースティックで歌い上げるバージョンは、アコースティックライブアルバム(LIVE without electricity)にも収録されていますが、ライブのような抑揚をつけた歌い方ではなく、ただひらすら淡々と歌われていました。このデモが録音されたのはあの当時の声なので、声は高めでした。
 
 この音源を聴いた時のことを思い出すと、「あぁアコースティックバージョンもやっぱり良いな。ギター1本だけでも良いアレンジだな。」という音源の特徴に関する感想よりも、「あぁ黒沢さんの声だ、しっかり聞き取らなきゃ、黒沢さん・・」というような、そんな感情的な気持ちに浸り、3分ほど固唾をのんで聴いていたと思います。その間、会場からは何の物音も話し声も立たずにシーンとしていたので、たぶん皆さんもそんな気持ちだったのではないでしょうか。
 
 その歌詞の詳細は何だったかはわかりません(聞き取れません)でしたが、残っていたメモから、たぶん聞き取れただろう歌詞が1箇所だけあります。
 
  ♪ Tears on/ my pillow〜
  (♪いま /すぐに〜      のサビの出だしのところ)
 
 メモには「テゾンmy pillow」とあり、そこから意味が通る単語を当てはめまてみました。おそらく、サビのすべての箇所でこう歌われていたと記憶しています。何回も登場したフレーズだったからこそ、こうやってメモできていたと思います。この英詞は、おそらく、正式版の歌詞の文言内容自体とはほぼ違うのでしょう。
 
 改めてこの音源を聴いての感想ですが、イベント冒頭での音源披露だったこともあって「制作作業中の黒沢さんの影を必死で追った」という印象が残ったものとなりました。これは音源がThis Songじゃなかったとしても、こういう形で披露されれば同じような印象を持っただろうと思います。
 
 
 
Grow
 
 イベント中、黒沢さんとホリノブヨシさんとの関係性が語られる流れで披露された音源となります。弾き語りの録音ではなく、プリプロです。
 
 「Growのデモを聞きましょう」という紹介があって音源が再生されたものの、最初、これはGrowなのか?何の歌なのかどうかわかりませんでした。それは複雑な音がたくさん重なっていて、歌もメロディも捉えにくかったからです。数秒かして耳が「聴き慣れたGrow」を探し当てた時、歌声そのものは正式音源と同じだなということがようやくわかりました。そしてその歌声のまわりを色々な音が流れていました。
 
 この音源の印象のひとつとして、僕のメモには「ギャラクシー」と書いてありました。(僕に音楽的な語彙があれば、もっとピッタリな単語が言えるのかもしれません。。)
 
 正確には覚えてないですか、その時感じたイメージからそう遠くはないだろう音を探してみました。 
 
 https://youtu.be/rUH9pdY5gQw 
 (特に3'30"あたり)
 
 「え?こんなイメージ?」と思うかもしれませんが、実際聴いた時はまさにそんな印象をもちました。知っているGrowとは全然違うし、黒沢さんの曲でこのような曲は多分ないですよね。(Winds Blowがちょっと近いかもしれませんが、あれもデモ音源そのままなんですよね。デモだとこのような感じになるのでしょうか。)
 
 このような音にもっとジャラジャラ ギラギラした音がいくつも重なっていたはずです。正式版のピアノの音は一切なく、打ち込みのドラムが淡々とリズムを刻むなか、ギラギラ、ジャラジャラ、シャリシャリ・・何種類もの音が重なっていて、その中であのGrowの歌声が重なっていました。なお、このデモは1番だけを聴けました。
 
 イベント中のどなたかのコメントで、当時黒沢さんがデモをつくった時の話から、「思考錯誤していて、ぐちゃぐちゃしてしまった」というような話を黒沢さんがしていたというエピソードがありましたが、確かにそう感じるデモ音源かもしれないです。
 
 
 この「Grow」については、曲に関するエピソードを知れたことで、より深みを増しました。登壇された方々の記憶・感想、CASTインタビュー時の黒沢さんコメント、今回のイベントにむけたホリさんからの手紙 等  様々な時系列のなかで知られた「Grow」にまつわるエピソード達を以下にまとめてみました。ぜひ、「Grow」を聴きながらご覧ください。より当時の黒沢さんの想いに寄り添った聴き方ができると思います。
 
 
 「Grow」は、別れの歌。別れることは、それは何かのはじまりでもある。そんな気持ちがこめられた曲。これは一体誰に向けた歌だったのか?
 
 ホリさんは、古くからの親友であり、誰から見ても「本当に仲の良い二人」だった。L⇔Rポニーキャニオンに移籍してからはその忙しさから会える機会が減り、再び会えるようになったのは黒沢さんのソロ活動後だった。
 ホリさんが家庭の事情で故郷に帰ることになった時、黒沢さんには何度も引き止めたそうで、「また一緒に音楽はできる、レコーディングやライブをやるときになったらまた東京に帰る」と約束して別れた。
 ほどなくしてForcus作成時、黒沢さんからホリさんへ、この「Grow」のデモ音源が送られた。このデモ音源の存在は木下さんも当時は知らなかった。
 その音源を聴いたホリさんは思わず目頭が熱くなり、それから黒沢さんの家に泊まり込んで一緒にレコーディングをし、焼き鳥屋で飲み、常に音楽の話をして笑いあった。そして、Forcusライブツアーにも同行した。
 
 近年、黒沢さんの体調が優れなくなった時にも「また焼き鳥屋に行こう」という話をしていた。しかし、その数ヶ月後、ホリさんは一人で焼き鳥屋に行く。グラスは2つ用意して。
 
 むかしのL⇔Rのスタッフの方いわく、「Growはホリちゃんにむけた曲じゃないか?」とのこと。ホリさんがデモ音源を聴いて感動したのは、メロディよりもその歌詞なんだろう、きっと。
 
 黒沢さんともお別れとなったが、それは何かのはじまりでもある。当初この曲の仮タイトルは「Forcus」だったが、そんな想いもこめて「Grow」と名付けられた。
 
 
 
Northtown christmas
 
 時間にして1-2分。黒沢さんが高校生の時のピアノ弾き語りの録音。その古い音源の状態から、This Songよりもより耳をたてて聞く姿勢となりました。
 言われなければ黒沢さんの声とはわかりませんでしたが、英詞でNorthtown chrismasを歌っていました。音源の最後はピアノから身を離すときの「カチャッ」という音もあり、黒沢さんとそのピアノがあるその30年以上前の空間を一瞬想像しました。
 
 時間にしてすごく短く、音質もよくはなかったこともあり、どんな音や歌の特徴だったかという細かい記憶はほとんどありません。ただ、今今も残っている印象としては、イベントが終わろうとしてた時に披露されたこと・そして高校生当時の古い音源ということもあり、お別れの、そう、ちょうど「Hear Me Now」の「19 Aug. 1987」を初めてきいた時とほぼ同じような感覚に陥っていたことを覚えています。
 
 
 
 
 
ご覧いただきまして、ありがとうございました。